マンモグラフィ認定試験A対策として、線維腺腫について、試験で確実に得点したい基本ポイントに絞って解説しています。
読影・筆記で問われる基本事項から、よくあるひっかけ問題まで、放射線技師としてマンモグラフィ検査に関わる中で、試験対策として重要だと感じたポイントをまとめています。
線維腺腫の基本知識
読影試験で知っておくべきポイント
- 境界明瞭平滑な腫瘤
- 均一濃度
- ポップコーン状石灰化:退行性変化(陳旧性)
※実際の試験では、「ポップコーン状石灰化=線維腺腫」を問う基本問題として頻出 - 典型例はカテゴリー3相当が多い
- 鑑別:葉状腫瘍(境界明瞭平滑な腫瘍。良性から悪性まで。急速増大)
実際の読影でも、典型例は比較的判断しやすいですが、葉状腫瘍との鑑別で迷うケースは注意が必要です。
筆記試験対策|線維腺腫の出題ポイント
- 良性
- 線維上皮性腫瘍(結合繊性および上皮性混合腫瘤)
- 20〜30代に多い
- 組織学的亜型:管内型、管周囲型など4つの亜型がある
- 亜型:若年性線維腺腫、巨大線維腺腫
よくあるひっかけ
- Q線維腺腫は必ず石灰化を伴う。⭕️か❌か。
- A
❌
石灰化を伴わない場合もあります。
- Q線維腺腫は20〜30代に多い。⭕️か❌か。
- A
⭕️
若年者に多い。
高齢者に多い→粘液癌など
- Qポップコーン状石灰化が見られる疾患はどれか。
1. 嚢胞
2. 線維腺腫
3. 乳腺症 - A
2. 線維腺腫
- Qポップコーン状石灰化は20代に多い。⭕️か❌か。
- A
❌
線維腺腫自体は20〜30代に多いのですが、ポップコーン状石灰化は退縮した病変でみられるため、中高年に多くなります。
ポップコーン状石灰化=「古い線維腺腫」
- Q線維腺腫と葉状腫瘍の鑑別は容易である。⭕️か❌か。
- A
❌
どちらも境界明瞭平滑な楕円形の腫瘍として写ることがあり、鑑別困難です。
- Q線維腺腫は急速増大する。⭕️か❌か。
- A
❌
急速増大した場合は、葉状腫瘍をより疑います。
葉状腫瘍は良性から悪性まであるので、前回画像と比較するなど、注意が必要です。
- Q線維腺腫は乳腺症の構成成分である。⭕️か❌か。
- A
❌
線維腺腫は線維上皮性腫瘍に分類されています。
線維腺腫の組織学的異型の一つに乳腺症型がありますが、乳腺症ではありません。
補足:余裕があれば覚えたい
- 線維上皮性腫瘍:上皮と間質(腺管と繊維成分)の両方が増生
- 線維腺腫の組織学的亜型:管内型、管周囲型、類臓器型、乳腺症型
- 例外:境界が明瞭平滑でない場合もある(乳腺症型で腺症が見られる場合など)
参考図書
- 『マンモグラフィガイドライン 第4版』(医学書院)→メイン
- 『マンモグラフィ診断の進め方とポイント 第4版』(金原出版)→読影に強い ※現在は第5版補訂版が最新版
- 『マンモグラフィ技術編 増補改訂版』(医療科学社)→深く知りたい時に。補助
リンク
リンク
リンク
▶︎マンモグラフィ認定試験D判定時とB判定時の勉強法・勉強量・分析と改善はこちら
▶︎マンモグラフィ認定試験A対策|標準撮影法はこちら




コメント