「第59回 放射線技師のためのセミナー」をオンライン受講しました。
・JART認定資格と生涯教育システムを解説
・各認定資格ごとの役割や活用イメージが理解できる
・CT認定更新単位(3単位)対象のオンライン講習会
本記事では、実際に受講して分かった「内容・注意点・出席証明」などについて、第60回以降の受講を検討している方向けにまとめています。
※JART認定資格や生涯教育システムについて、今後も改訂・変更の可能性があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。
→JART公式サイト
講習会概要
- 講習会名:第59回 放射線技師のためのセミナー
- 開催日時:2026年6月6日(土)14:00~17:15
- X線CT認定技師取得単位:3単位(Ⅱ-3/半日)
- 開催形式:ハイブリッド開催(会場参加/Web視聴)
- 静岡市立静岡病院西館12階講堂+WEB配信(Hybrid開催)
- 参加費:500円
- テーマ :認定資格取得と業務への活用
X線CT認定技師更新単位対象の講習会でした。
講習会の詳細や最新の単位認定講習会については、公式サイトをご確認ください。
特定非営利活動法人 日本X線CT専門技師認定機構(公式サイトホーム)
単位認定講習会等一覧(公式サイト)
受講方法
※今回(第59回)の流れです。次回も同様の可能性があります。
① 事前に案内ページから申し込み
② 前日にメールで視聴URLが届く
③ 当日、指定時間にアクセスして受講
※ZoomのWeb配信で、自宅から参加可能でした。
出欠確認について
講習の最初に、出欠確認のために、Zoomで表示される名前を「技師会の会員番号 氏名」に設定し、チャットで「技師会の会員番号 氏名 勤務先」を送るよう、指示がありました。
出席証明書について
出席証明書は、領収書と一緒にメール添付(PDF形式)で送付されました。
※実際に届いた出席証明書

証明書は思ったより早く届いた印象です。
受講後5日ほどで届きました。
※このPDFを保存して申請時に使用します
講習内容
主に以下のような内容が扱われていました。
- JART認定資格(放射線管理士、放射線被ばく相談員、医療情報技師、画像等手術支援認定診療放射線技師)の取得方法や、現場での役割、実際の活用例についての発表。
- JARTの生涯教育システムと認定資格の詳細(制度・システムの説明、コンセプト、メリット、歴史など)。
以下、各認定資格取得者による発表内容まとめです。
放射線管理士
放射線管理士は、医療被ばくの管理や線量最適化を担う資格です。
発表では、以下のような役割が紹介されていました。
- 各装置の線量測定・管理、DRLとの比較
- 線量が高い場合の改善検討
- 被ばく相談対応(患者説明など)
- 災害時の放射線対応
また、発表者の施設で、医療被ばく低減施設認定をきっかけに資格取得を推進し、組織的に活用している現場の様子が、資格取得者の人数や配置、分科会での活動など、実際のデータ付きで紹介されました。
技術というより、管理・運用寄りの資格という印象です。
放射線被ばく相談員
放射線被ばく相談員は、被ばくに関する不安や疑問に対応するための専門資格です。
発表では、以下のような役割が紹介されていました。
- 医療被ばくや放射線全般に関する相談対応
- 患者への説明・不安軽減(傾聴やコミュニケーション重視)
- 院内での相談窓口や説明体制の整備
施設によっては、被ばく相談窓口の設置や説明ツール作成などに関わっているとのことでした。
数値で説明するだけでなく、「安心につなげる対応」が重視される資格です。
医療情報技師
医療情報技師は、院内の情報システム管理や運用に関わる資格で、業務の効率化や安全性向上に関わります。
発表では、以下のような役割が紹介されていました。
- RIS・PACSなどのシステム管理、マスタ管理
- ネットワーク障害対応やDICOM関連のトラブル対応
- ベンダーとの調整
医療情報技師の試験について、情報処理・医療情報システム・医学の3分野を中心に、幅広い知識が求められる内容で、ガイドラインや法律の理解も必要とされるとのことでした。
実際の現場では、トラブル対応やベンダーとのやり取りなどで知識が活かされているとのことで、紹介事例では文字コードの違いによるMWM不具合を解決したケースが紹介されていました。
情報系は敬遠されがちだが「誰かが担う必要がある分野」という点が印象に残りました。
画像等手術支援認定診療放射線技師(手術支援画像技術認定)
画像等手術支援認定診療放射線技師は、3次元画像や解析技術を用いて手術支援を行う専門資格で、診断だけでなく治療に直結する画像提供が求められる分野です。
発表では、2026年度より本資格がJARTから学会(JSSIT)認定へ移行する点が説明され、今後は「手術支援画像技術認定」として運用される予定であることが紹介されていました。
以下のような役割が紹介されていました。
- 診療科と連携しながら術前・術後の画像作成や解析を行う
- 手術計画やデバイス選択などの手術支援
- 院内での相談窓口や説明体制の整備
紹介施設では、手術支援チームを立ち上げ、情報共有や技術指導を行いながら組織的に取り組んでいる点が印象的でした。
具体例として、左心耳閉鎖術(WATCHMAN)において、CTやエコー、VR画像などを組み合わせて術前評価用の画像を作成し、医師と連携しながら最適な画像提供を行っている事例が紹介されていました。
3D画像や解析技術を活用することで、手術の精度向上や安全性向上に寄与する分野であり、チーム医療の中で診療放射線技師の専門性が強く発揮される領域です。
こんな人に向いていると感じた
- JARTの生涯教育システムや認定技師に興味がある方
- 勤務先の施設で、JART認定資格取得を奨励されている方
- CT認定更新の単位を効率よく取得したい方(3時間15分のWeb視聴で3単位)
注意点・デメリット
・CT認定更新の単位取得としては効率的ですが、内容は技術寄りではなく制度・管理寄りのため、目的に応じて選択が必要と感じました。
・JARTの生涯教育システムや認定技師に興味がない方には、合わないと感じました。
受講して感じた課題
受講前から、JART認定資格については施設によって評価に差があるのではないかと感じていました。
実際、講習内の質疑でも同様の質問があり、「コンテンツは整ってきており、今後は普及が課題」という回答がありました。
会員であれば無料で受講できる点や、全国共通の教育コンテンツが整備されている点は大きなメリットです。
一方で、現時点では施設によって活用状況や評価に差があるのが実情だと感じました。
まとめ
本セミナーは、認定資格の概要と現場での活用イメージを把握できる内容でした。
CT認定更新の単位取得として効率的であり、認定資格に興味がある方には有用な講習会です。
今後もCT認定更新のため、オンライン講習会を中心に受講し、記録していきます。
▶︎ CT認定更新|オンライン講習会一覧はこちら
▶︎ CT認定の更新単位の集め方・注意点はこちら (初めて更新する人向け)




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