・講習は5日間(4日目レポート提出/5日目修了試験)
・試験は選択式20問、難易度は高くない
・真面目に受講すれば基本的に修了可能
実際に受講して感じたのは、「構えすぎなくて大丈夫」ということ。
一方で、体力面は想像以上にハードな5日間でした。
本記事では、第1種放射線取扱主任者講習の日程・講義内容・試験対策・体験談・免状申請などについて体験ベースで整理しています。
※本記事は、原子力安全技術センターが実施する講習に参加した際の体験をもとにしています。会場・年度・運営方針により内容が異なる場合があります。
第1種放射線取扱主任者講習とは
第1種放射線取扱主任者講習とは、放射線取扱主任者の免状を取得するために必要な登録講習です。
公益社団法人日本アイソトープ協会などの登録機関が実施しています。
免状の交付申請は、講習終了後に原子力規制委員会へ行います。
受講対象
第1種放射線取扱主任者試験合格者が対象です。
公益社団法人 原子力安全技術センターのFAQによれば、受験資格について、年齢や学歴に制限はありません。
また、試験合格後すぐに受講しなくても問題はなく、数年経過してから受講することもできます。
費用
受講費用はおよそ17万円前後と、決して安くはありません。
交通費や宿泊費がかかる場合は、さらに負担は大きくなります。
決して安くはありませんが、国家資格として更新がなく、一生有効である点を考えると、長期的には大きな負担ではないと感じました。
※最新の受講費用や開催日程は、各登録機関の公式サイトをご確認ください。
※費用は年度により改定されるため、必ず最新情報をご確認ください。
登録講習機関一覧(例)
講習はどこで受けられる?
講習は全国の主要都市で開催されます。
開催地や日程は実施機関ごとに異なるため、必ず各公式サイトで確認してください。
持ち物について
1日目に必要なもの
身分証、通知書類、筆記用具など
(詳しくは1日目記事へ)
5日目の免状申請に必要なもの
- 合格証原本
- 収入印紙
- (氏名変更がある場合)住民票の写し
※住民票や収入印紙は講習開始後に準備しにくいため、該当する方は事前準備がおすすめです。
(詳しくは5日目記事へ)
講習の流れ(全体スケジュール)
| 日程 | 主な内容 | 形式 |
|---|---|---|
| 1日目 | 法令・安全管理の基礎 | 講義中心 |
| 2日目 | 施設管理・測定の基礎 | 講義+実習 |
| 3日目 | 汚染測定・非密封RI取扱 | 実習中心 |
| 4日目 | 事故対応・表面汚染・レポート提出 | 講義+実習 |
| 5日目 | 記録管理・修了試験 | 講義+試験 |
講習は5日間で構成されています。
1日目と5日目は座学中心、2日目から4日目は実習が中心です。
4日目の夕方にレポート提出、最終日に修了試験が実施されます。
▶各日程の体験レポートはこちら
・1日目の講義内容はこちら
・2日目の実習内容
・3日目の実習とレポート
・4日目の事故対応演習
・5日目の修了試験の流れと免状申請
・修了試験対策まとめ
講習の難易度は?
修了試験の難易度
結論から言うと、
✔ 極端に難しいわけではない
✔ しかし「講義を聞いていないと解けない問題」はある
という印象でした。
試験は選択式20問。
合格基準に満たない場合は再試験もあります。
丸暗記よりも、「なぜその対応をするのか」を理解しているかが問われます。
講義をきちんと聞いていれば、過度に身構える必要はないと感じました。
※修了試験の詳細な出題形式や対策はこちらにまとめています。
→第1種放射線取扱主任者講習 修了試験の難易度は?|出題形式と対策まとめ
実習・レポートの難易度
実習は、講師の丁寧なガイダンスとサポートがあり、いきなり一人で判断を求められるような場面はありませんでした。
レポート作成も、その場でポイントを説明してもらえます。
内容を理解して取り組めば、過度に難しい印象はありません。
実際に大変だったこと
5日間連続開催のため、体力面は想像以上に重要です。
私の場合は片道約2時間通学だったため、帰宅後はかなり疲労がありました。
遠方の方は宿泊も検討すると安心です。
講習後の流れ
免状について
免状を受け取るには、講習終了後に自分で原子力規制委員会へ申請しなければいけません。
講習の最後に説明があり、その場で免状を申請することができます。
申請には合格証原本や収入印紙が必要です。氏名変更がある場合は住民票の写しも求められます。
私もその場で申請し、講習から約1か月後に受け取りました。

実際に受講して感じたメリット
現在の業務で毎日使う資格というわけではありませんが、
・放射線管理に対する考え方が整理された
・法令の理解がより具体的になった
・「主任者」という資格が自信につながった
という点では、確実に意味のある経験でした。
また、更新制度がなく一生有効な資格であることも大きなメリットです。
就職への影響
私自身、最初の就職は推薦で決まりましたが、第1種放射線取扱主任者試験に合格していたことで、指導教員から一目置いてもらえた実感があります。
国家試験にも前向きに取り組んでいる学生という評価につながり、推薦枠を優先的に回していただけました。
学生のうちに取得するメリットと注意点
この資格は、臨床経験の有無に左右されにくく、更新制度もありません。
就職後は、職場によっては1週間連続で休みを取るのが難しい場合もあります。
時間に余裕のある学生のうちに取得しておくことは、将来的な選択肢を広げる意味でも十分価値があると感じています。
ただし、学生の場合はまず診療放射線技師の国家試験対策が最優先です。
国家試験に合格することが何より重要なので、無理に両立する必要はありません。
余力がある場合に挑戦する資格、という位置づけが現実的だと思います。
これから受講する方へ
✔ 予習は必須ではない。心配なら法令と測定原理を軽く確認
✔ 実習は真面目に取り組めば問題なし
✔ 体調管理は想像以上に大事
迷っている方の判断材料になれば嬉しいです。
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▶︎1日目から5日目までの詳細体験記はこちら
▶︎修了試験の詳細はこちら








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