第1種放射線取扱主任者講習2日目|実習内容・レポート難易度と所要時間

第1種放射線取扱主任者講習2日目 研修・セミナー
✔️3行まとめ

・2日目から本格的な実習が開始
・放射線測定器・遮蔽・線量評価などの4テーマを実施
・レポートは冊子に沿えば当日中にほぼ完成可能

2日目は、講義中心だった1日目とは異なり、実際に線源や測定器を扱う実習が始まる重要な一日です。

「実習は難しい?」「レポートはどれくらい大変?」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。

本記事では、第1種放射線取扱主任者講習2日目の実習内容・レポート作成の流れ・難易度について、受講前に知っておきたいポイントを体験ベースで具体的に解説します。

※会場や年度などにより内容が異なる可能性があります。


※第1種放射線取扱主任者講習の全体像(費用・日程・難易度など)を知りたい方は、こちらのまとめ記事をご覧ください。
第1種放射線取扱主任者講習まとめ

スケジュールと全体の流れ

時間内容
9:10施設の安全管理についての講義
10:30休憩
10:45施設見学
12:00昼休み
13:10被ばく線量の測定・評価講義
15:10休憩
15:20実習ガイダンス
15:50放射線測定器実習
17:40終了

2日目から、実習が始まります。

午前中は、まず施設管理の講義を聞き、その後、最初の実習として、施設内を見学。

お昼休みを挟んで、午後からは、いよいよ実際の線源や測定器を用いた実習です。

3人1組のグループで、4つのテーマについての実習を続けて行いました。

持ち物・服装・個人線量計

持ち物

実習では、レポート冊子に直接記入する方もいらっしゃいました。
消せるシャープペンシルや消せるボールペンがあると安心です。

実習移動時は持ち物を最小限にするよう指示がありました。
必要最低限の筆記具を選んでおくとスムーズです。

服装

動きやすい服装で参加しましょう。

2日目から4日目の実習時は、靴を脱いでスリッパに履き替えますので、編み上げブーツなどは避けましょう。

実習時は、素足での受講は禁止されていますので、靴下やストッキングを着用しましょう。

個人線量計の扱いと記録方法

実習開始前に、個人線量計の説明がありました。

管理区域に入るたびに、作業場所・作業内容・滞在時間・被ばく線量を記録表に記入します。

最終日に記録表を提出し、確認印を受ける流れでした。

主任者講習らしく、実際の放射線管理業務を意識した運用が徹底されていると感じました。

※配布日や運用方法は、会場や年度により異なる可能性があります。

施設見学

実習概要

講師の解説を受けながら、RIの作業室、保管室、廃棄施設、排水施設等を見てまわります。

レポート作成

施設見学については、私の場合、実習のレポート提出用冊子に、チェックすべき項目のリスト(ドアの前に管理区域である旨が掲示されているか、計器が正常に動作しているかなど)があり、施設内を回りながらそこにチェックを入れていく形式で、最後に管理のポイントについての考察がありました。

見学前に考察の内容を確認して臨んだので、見学中はその部分を意識して説明を聞くことができ、レポート作成がスムーズになりました。

放射線測定器を用いた4つの実習

1. 放射線測定器の特性に関する実習

3種類のサーベイメータ(GM管、NaI(Tl)シンチ、電離箱など)で空間線量率を測定し、方向・エネルギー依存性について比較考察します。

2. γ線の遮蔽に関する実習

γ線の遮蔽について学ぶため、電離箱式サーベイメータを用い、3種類の金属(鉛、鉄、アルミニウムなど)で、厚みを変えて1cm線量当量率を測定し、減弱曲線のグラフを作成、考察します。

3. β線の遮蔽に関する実習

β線の遮蔽について学ぶため、GM管式サーベイメータで、遮蔽板(アルミニウム)の厚みを変えながら計数率を計測。グラフを作成。

その後、制動X線の寄与について検証するため、線源を銅板とアクリル板に挟んで、銅板とアクリル板の上下を入れ替え計数率を計測。

結果について考察します。

4. 空間線量率の測定に関する実習

NaI(Tl)シンチレーション式サーベイメータで、γ線の1cm線量当量率を、線源からの距離を変えながら測定し、減弱曲線を作成。

事前に印刷された線源位置図(同心円状に1m、2m、3m…の目盛りが付いた半円グラフ)に、人が常時立ち入る場所の境界線、管理区域境界線、事業所境界を記入。(計算式と基準値が冊子に記載されていたため、測定値を記入して境界を引くだけでスムーズに完成。)

結果について考察します。

レポートは難しい?所要時間と実際の負担感

レポートは、実習中に測定した線量などの数値を用いて計算やグラフ作成を行い、その結果をもとに考察や記述問題を書く構成です。

提出用冊子には、あらかじめ記入欄や表、グラフ枠が印刷されており、指示に従って測定値や計算結果を埋めていけば、自然とレポートが完成する形式になっています。

公式もテキストや冊子内に整理されているため、関数電卓が使えれば十分対応できる内容でした。

考察問題は、理論値とのずれの理由などを問うものが中心ですが、講師の説明をよく聞いていれば書けるレベルです。私のときは、記述欄にそのまま使えるポイントを何度か繰り返し説明してくれていました。

2日目分のレポートは、その日のうちにほぼ仕上げられる分量で、私は実習終了後30〜40分ほどで記入を終えました。

レポート作成のコツ

レポートをスムーズに仕上げるためのポイントは、次の3つです。

  • 実習前に記述欄や考察問題を一読しておく
  • 講師の強調ポイントを意識してメモを取る
  • できればその日のうちに書き切る

4日目の夕方に提出ですが、記憶が新しいうちにまとめてしまうと、後がかなり楽になります。

実習の難易度

  • RIやサーベイメータの使用が初めての場合は、戸惑うかも。
  • ガイダンスや実習中の説明は丁寧で、質問しやすい雰囲気。
  • グループ内に経験者がいれば、効率よく進められます。いなければ講師に積極的に質問を。
  • レポートは、レポート提出用冊子や講師のガイドに沿って記入していけば、それほど難しくありません。
  • 不安な方は、前日に、実習テキストや冊子に目を通しておくと安心です。

2日目の感想

廃棄施設や排水施設等は、広い部屋に、計器やラベルが付けられたパイプやタンクがずらーっと並び、見応えがありました。

排気フィルタの構造を、中身を分解して見せてもらえたのが、興味深かったです。

過去にあった事故の事例の説明なども、実際の設備を見ながらだとわかりやすく、実感が湧きました。

サーベイメータを用いる実習では、初めてサーベイメータやRIを扱いました。

国家試験勉強で名前だけ知っている状態だったので、「これが、あの!」と、楽しかったです。

講師の方の説明が、実践的でわかりやすく、質問もしやすい雰囲気でした。


▶︎ 5日間の全体像・費用・難易度まとめはこちら

▶︎ 1日目の体験記はこちら

▶︎ 3日目の実習内容・レポート作成についてはこちら

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