・試験なし。遅刻欠席がなければ基本修了可能
・予習は必須ではない(基礎研修動画の復習で安心)
・修了証は約1か月半後にJART登録住所へ郵送
告示研修(実技研修)は難しい?実際に受けてみた感想
結論から言うと、思っているよりずっと安心して受けられる研修でした。
試験はなく、実技中も講師が常にフォローしてくれます。
私自身、予習なしで参加しましたが問題なく修了できました。
「怖い」「落ちるかも」と構える必要はありません。
この記事では、実際に受講した体験をもとに、
・難易度
・予習の必要性
・当日の流れ
・雰囲気や失敗談
を正直にまとめます。
2026年度(令和8年度)以降は、各都道府県での開催は終了し、東地域(東京都)・西地域(大阪府)のみでの開催となります。
※これから受講を検討されている方は、開催地域変更にご注意ください。
最新の開催日程や詳細は、公式サイトをご確認ください。
▶ 日本診療放射線技師会 告示研修開催スケジュール
制度の詳細は公式サイトをご確認ください。
告示研修(基礎研修)の流れはこちらの記事で解説しています。
▶︎【2025年版】告示研修(基礎研修)の内容・所要時間・難易度まとめ
告示研修(実技研修)の難易度・合格基準について
告示研修の実技には試験はありません。遅刻や欠席などの問題がなければ、基本的にすべての参加者が無事に修了できます。
実技中にミスや失敗があっても、講師の方が丁寧に指導してくださるので安心です。
誰でも不安なく参加できる研修となっています。
予習は必要?
告示研修には試験がないため、予習は必須ではありません。
午前中には動画で手順やポイントを詳しく説明してくれますし、実技の際にもマニュアルが用意されていて、現場で見ながら作業できる環境が整っていました。
実技中は講師の方が各テーブルを巡回し、困ったときには親切にフォローしてくれます。質問もしやすい雰囲気でしたので、初めての方でも安心です。
それでも不安な場合は、基礎研修の動画で各項目ごとの操作や手技の流れを解説したものがあります。特に「資料ダウンロード」が付いていない動画を見直すと、当日の実技がよりスムーズに進むと思います。
なお、私が受けた際は、実技研修ではインジェクターやRIの実物は使用しませんでしたので、その点もご安心ください。
実際の雰囲気や参加者の様子
私が受講した際は、参加者数は定員の半分ほどとのアナウンスがあり、全体的にゆったりとした雰囲気で進行していました。
午後の実技研修では、受診者役を経験したり、待ち時間にペアの方の手技や隣のグループの様子を観察することができました。各施設ごとに声かけの仕方や細かな手技の違いがあり、とても勉強になりました。
参加者は数十名で、30代の技師が多く見受けられましたが、50代くらいの方も数名いらっしゃいました。男女比は男性がやや多めでした。
また、休憩時間などには、最近参加した勉強会の話やマンモグラフィ認定、第1種放射線取扱主任者、DMAT(災害派遣医療チーム)に関する話題で盛り上がるなど、勉強熱心な方が多い印象を受けました。良い刺激をもらえる環境だと感じましたし、運が良ければ有益な情報収集もできるかもしれません。
→第1種取扱主任者講習体験記まとめ|日程・費用・難易度・体験談
持ち物や服装について
服装:動きやすい服装(スクラブやカジュアルなパンツスタイルなど)
持ち物:特に必須なし。ただし、受講証明書を持ち帰るためのA4サイズのファイルがあると安心です。
本人確認:私が参加した会場では、受付で名前を聞かれただけで、身分証の提示はありませんでした。
※ただし会場によっては必要な場合もあるかもしれませんので、念のため持参するとより安心です。
貴重品管理:ロッカーはなかったため、常に身につけるか、持ち物は最小限に。
昼食:会場病院内のコンビニ利用可。動画視聴室での飲食もOK(ゴミ箱あり)。
告示研修(実技研修)の流れ〜研修プログラム〜
ここでは、私が実際に受講した際のスケジュールをご紹介します。
会場や年度によって異なる可能性がありますので、最新情報は各都道府県の診療放射線技師会や日本診療放射線技師会の公式案内をご確認ください。
8:30 受付開始
9:00 開講式・オリエンテーション
9:05 動画視聴(途中10分のトイレ休憩×1)
12:00 昼休憩
13:00 実技(途中10分のトイレ休憩×3)
17:50 閉講式
18:00 解散
午前(動画視聴)
午前中は全国統一の研修動画を使い、実技で行う5項目(静脈路確保、RI投与、動脈路操作、下部消化管検査、上部消化管検査)の流れやポイントを学びます。
患者さんへの声掛け例や動きのタイミングなども詳しく解説され、未経験でもイメージがつかめる内容です。
午後(実技)
午後はグループに分かれて5つの実技項目を順番に体験します。
会場内の各テーブルにはマニュアルが用意され、講師が巡回して適宜フォローしてくれます。
私は予習なしで参加しましたが、午前の映像解説と事前説明で十分対応できました。
※詳細な所要時間や実技研修の内容は公式サイトに掲載されています。
実技の内容と体験
午後の実技では、参加者同士でグループ・ペアを組み、各実習テーブルを順番に回る形式でした。
それぞれの項目で「技師役」と「患者・補助役」を交代しながら体験します。静かな緊張感もありましたが、研修全体を通じて、講師の方のきめ細かな指導と配慮が感じられる場でした。
1. 静脈路確保・抜針・止血(造影検査・RI検査用)
腕の模型を用いて、静脈路の確保から抜針、止血までを練習します。
模型内部は血管を模してあり、逆血の確認も可能です。
声掛けや消毒など、細部まで手順を確認しながら進めました。失敗してもすぐ講師が声掛けをしてくれるので、落ち着いて何度も練習できました。
2. RI検査医薬品の注入
三方活栓やシリンジを使った接続や操作の手順を学びます。私が参加した会場では、手押しでの操作でした。
実際のRIは用いないため、安全に手順を習得できます。
3. 下部消化管検査のためのチューブ挿入と抜去
臀部を模した模型を用いて、肛門からチューブを挿入・抜去する手技を実習しました。
お腹側から内部構造を確認でき、バルーンの膨張も目で見ることができました。
4. 上部消化管検査のための鼻腔カテーテル操作
頭部から胃まで繋がった模型を使用し、鼻腔カテーテルの挿入・抜去を練習します。
日常業務ではあまり経験のない手技でしたが、模型を使って丁寧に進めることができました。
5. 動脈路への造影剤注入機器の接続と操作
滅菌ガウンや手袋の装着、カテーテルやガイドワイヤーの取り扱いなど、普段の業務とは異なる工程が多い内容でした。
グループ内で助け合いながら進めることができ、講師も丁寧にフォローしてくださいました。
実習を通して、講師や他の参加者からの適切なアドバイスやサポートがあり、落ち着いて手技に取り組むことができました。
各施設の細かな違いにも気付き、技術や対応の幅を広げる良い機会となったと感じます。
※基礎研修では「静脈路確保→RI投与→動脈路操作→下部消化管→上部消化管」の順で項目が紹介されていますが、私が参加したグループは「静脈路確保→RI投与→下部消化管→上部消化管→動脈路操作」の順番でテーブルを回りました。会場や日程によって異なる場合があるため、事前に案内を確認しておくと安心です。
失敗談と気付き
静脈確保の実習では、事前の声かけや消毒に集中しすぎて駆血帯を外し忘れ、講師に指摘されて初めて気が付いた、というミスがありました。
緊張していると基本的なことでも抜けてしまうものだと実感しましたが、講師がすぐサポートしてくれたので、焦らずにやり直せました。
修了証書はいつ届く?配布物について
研修終了後は、当日に受講証明書とバッチ(人気漫画のキャラクターデザイン)が配布されました。
正式な修了証書については、厚生労働省とのやり取りなど事務手続きがあり、一ヶ月半ほど経ってから郵送されるとの説明がありました。
郵送先は、JART(日本診療放射線技師会)に登録されている住所(技師会の会誌が届く住所)となりますので、事前に確認しておくと安心です。

後日郵送された正式な修了証書

・到着は約6週間後
・賞状タイプでしっかりした紙質
・サイズはA4よりやや大きめ
・施設提出用にも安心
まとめ
- 試験:なし
- 予習:必須ではない
- 修了条件:出席のみ
- 所要時間:約9時間
- 修了証到着:約6週間
告示研修(実技研修)は、
・試験なし
・予習必須ではない
・講師フォローが手厚い
安心設計の研修でした。
緊張はしますが、「落ちる研修」ではありません。
不安がある方も多いと思いますが、構えすぎずに参加すれば大丈夫です。
「受けてよかった」と思える研修でした。
よくある質問(FAQ)
- Q告示研修は落ちることありますか?
- A
試験はなく、出席していれば基本的に修了可能です。
- Q予習しないときついですか?
- A
必須ではありません。午前動画とマニュアルで対応可能です。
- Q修了証はいつ届きますか?
- A
約1か月半後にJART登録住所へ郵送されます。
- Q白衣は必要?
- A
私の会場では不要でしたが、動きやすい服装が推奨です。
→申し込み方法で迷っている方は、手順をこちらにまとめています。

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