第1種放射線取扱主任者講習4日目|実習・事故対応演習・レポート提出

第1種放射線取扱主任者講習 4日目|実習とレポートの実際 研修・セミナー
✔ 3行まとめ

・4日目は実習とロールプレイ、レポート提出が重なる山場
・表面汚染測定と事故対応演習が中心
・レポートは事前準備すれば十分間に合う

実習内容やレポートの難易度が気になる方に向けて、体験ベースで整理します。


第1種放射線取扱主任者講習の4日目は、実習とロールプレイ、そして実習レポートの提出がある“実質的な山場”です。
「レポートは間に合う?」「実習は難しい?」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。

この記事では、4日目の流れと実習の様子、レポートの実際について、受講体験をもとにまとめます。

※この記事は私が講習に参加した際の体験をもとにしており、会場や時期などによって異なる場合があります。参考程度にご覧ください。


※第1種放射線取扱主任者講習の全体像(費用・日程・難易度など)を知りたい方は、こちらのまとめ記事をご覧ください。
第1種放射線取扱主任者講習まとめ

スケジュールと全体の流れ

時間内容
9:10事故や災害への対処などに関する講義
10:40休憩
10:50実習ガイダンス
11:20表面汚染密度の測定と除去に関する演習
13:20昼休み
14:10演習ガイダンス
14:30事故や火災発生時の対応に関する実習とロールプレイ演習
16:30休憩
16:40異常事態発生時の対処に関する講義
17:40レポート提出・終了

4日目は、実習レポートの提出があります。

空き時間にレポートを記入する、わからないところは早めに割り切って質問するなど、効率よくレポートを進めましょう。

実習のグループ分けは、2日目、3日目と同じ、3人1組で行いました。

表面汚染密度の測定と除去に関する演習

演習の流れ

  1. 機器の確認と基礎データ測定
  2. 直接測定で汚染範囲を特定
  3. スミア法で拭き取り効率を評価
  4. 法令基準と比較・考察

①準備

まずは測定の土台づくり。

  • GM管式サーベイメータでバックグラウンド測定
  • 標準線源の計数率を測定し、換算係数を算出
  • 検出限界表面密度を求める

ここでの数値が後の計算の基準になります。

②直接測定法

10cm×10cmのマスに区切られたアクリル板が配布され、どこか一部がスポット汚染されています。

行うこと
  • 板から1cmの距離で測定し、汚染範囲を特定
  • 汚染中心部で1cmと10cmの距離それぞれで計数率測定
  • 幾何学的効率とその比を算出
  • 理論値と比較

距離と効率の関係を“体感”するパートです。

③間接測定法(スミア法)

直接測定で確認した汚染箇所を、ろ紙で拭き取ります。

手順
  • 2回拭き取り
  • 素材の異なる板でも同様に拭き取り
  • 水を一滴落として拭き取り
  • 表面汚染密度を算出
  • 効率の変化を確認

考察ポイント

  • 素材による拭き取り効率の違い
  • 法令で定められた表面汚染密度限度との比較
  • 基準超過時の対応

「測る」だけでなく「どう判断するか」までが重要。

事故や火災発生時の対応ロールプレイ演習

提示されたシナリオに基づき、通報役と指示役に分かれて対応を実演します。

シナリオ例:

  • RI飛散
  • 火災
  • 広域汚染 など

実際に声に出して対応を行うことで、通報手順や優先順位を具体的に整理できます。

机上よりも「焦る感覚」がリアルで、実際の現場をより具体的に想像できました。

異常事態発生時の対処に関する講義

異常事態発生時の対処に関する講義では、法令上の対応や通報体制、実際の判断基準について整理されました。

レポートは難しい?実際の分量と所要時間

レポートは、提出用冊子や講師のガイドに沿って記入していけば、それほど難しくありません。

不安な方は、前日に実習テキストや冊子に目を通しておくと安心です。

4日目の講習終了後にレポート提出があります。

記入が終わっていない場合は、残って仕上げることになりますが、会場によっては、ある程度時間に余裕をもたせてもらえる場合もあります。

不明点は早めに講師へ質問するのがおすすめです。私も何度か質問しましたが、丁寧に解説していただき、正しい方向に導いてくださいました。

4日間の疲れがたまっている中での実習なので、体力的には少しきつく感じました。時間配分だけでなく、体調管理も意識しておくと安心です。

主任者の役割について感じたこと

今回の講習では、実習だけでなく、主任者として選任された場合の責任や実務についてもお話がありました。

事故が発生した際の公的機関への報告(法令上の報告義務は事業者にありますが、実務上は主任者が中心となって対応するケースが多いと説明がありました)、外部機関との連携、平時からの事故対応マニュアルの整備、職員への教育・訓練の実施など、業務は想像以上に多岐にわたります。

実際に、外部機関へ事前に説明や連携を行っているケースもあると伺い、「主任者」という立場は、単に資格を持っているだけではなく、組織の安全管理を担う中心的な役割なのだと実感しました。

私は現時点で選任される予定はありませんが、今回の講習を通して、主任者の責任の重さと、その存在意義を改めて考えさせられました。

4日目は体力的にも内容的にも山場ですが、実務に直結する学びが最も多い一日でした。


▶︎ 3日目の実習内容・レポート作成についてはこちら

▶︎ 5日間の全体像・費用・難易度まとめはこちら

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